大量の構造的に標準化されたデータをExcelやAccessではなく、テキストファイルにmeta dataを記述してテキスト処理で扱うようにしたい。そのためのテキスト処理のツールとしてEmacsを使う(というかこれから覚える)。
テキストエディタ(物書きの道具としての)Emacsに興味を持っていたが、なかなか手が出せなかった。もっとも、必要に駆られてEmacsを使おうとしたわけではなく、高機能(多機能?)なエディタが使いこなせたらカッコいいというぐらいの理由だった。ニーズとしてはメモ帳で十分だったので、自己満足のために新しい道具を覚えることも無かった。
今またEmacsに挑戦しようと思い立ったのは、仕事上の理由から。今の仕事では、標準化されたドキュメントを大量に蓄積していく必要が出てきた。大量といっても、年間1000ぐらいなのだが。
このドキュメントは再使用が可能で、文書構造の仕様を安易に変更できる柔軟性を持たせたい。今までだと、安易に「Excelで管理」見たいなことになっていた。Excelでの管理ってなかなか受け継がれず、誰かが始めても担当者が変わったら「ファイルが放置」みたいなことになっていた。
そこをシンプルにテキストファイルにmeta dataをガシガシ記述していって、検索したり、リスト化したり簡単に扱うようにしたいと。
テキストファイルにメタデータを書き込むということだったら、PCを使えない人でも教えるのが簡単そうだ。私は職業柄、PCが使えない人(触ったこともありませんぐらいの人)をスタッフとして仕事を進めることがある。PCが使えない人にトラブルなくエクセルを使わせるよりは、テキストエディタを操作させるほうが簡単だ。
という訳で、テキスト処理の環境としてEmacsが必要になった。実際にはWindows環境で使えるようにMeadowを覚えるのだが。まずはこれを買う。
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Meadowで足りなかったら、Perlまで手を出してみるつもりだ。
今までEmacsを使ったことが無いわけではなく、大学時代の情報処理の講義で使っていた。講義で使えるエディタはMuleだった(というか、大学の情報処理室に入っているエディタはMuleしかなかった)。Muleを使ってメールのやり取りをしたり、Cの簡単なプログラミングをしたり。文章書くのもメンドクサイと思ったよ。
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