朝日新聞の河谷史夫論説委員のコラム”素粒子(*1)”で、浦安市の東京ディズニーランドでの成人式を中傷し、それに対して浦安市が抗議している話。
抗議書によると、記事は10日夕刊1面「素粒子」に掲載された東京ディズニーランド(TDL)で9日に行われた同市の成人式に関するもの。「浦安の新成人。遊園地のネズミ踊りに甘ったれた顔して喜んでるようじゃ、この先思いやられる」という内容だった。
市長と市教委教育長名で、「成人式はTDLの協力を得て市長や議長のあいさつなど粛々と進められた。記事は式典前後に行われたショータイム(計5分)のみを捉えたもので、正確で公正な記事とはいえない」などと抗議、(1)新成人に対する謝罪と謝罪文(2)記事の目的やねらい(3)記事掲載に至った経緯の掲載や説明を要求している。
多くの浦安市民は、世界に誇れるテーマパークが市内にあることを誇りに感じている。これら多くの市民も同様に今回の記事について怒りを感じている。
新成人にとっては、一生に一度の成人式である。その成人式を自分たちの手で作り上げてきた新成人たちを中傷する貴社の記事は到底許されるものではなく、強く抗議するとともに、下記の事項について要求するものである。記
- 浦安市の新成人に対して中傷するものであり新成人に対しての謝罪と謝罪文の掲載
- 「素粒子」の記事の目的やねらいについての説明
- 記事掲載に至った経緯
地域のシンボルと成人式が結びついているなんてとっても素敵じゃないですか。新成人からなる実行委員会が企画・運営している点からも、なんとも頼もしい門出と言えます。
この抗議に対して朝日新聞には、特に”3. 記事掲載に至った経緯”の説明を期待します。
*1
〈素粒子〉 夕刊一面の、これも売り物コラムです。ニュースとその主人公を「寸鉄人を刺す」の意気込みで切ってみせます。14行と短いだけに、筆者の河谷史夫は早朝から自らを奮い立たせ、パソコンの画面に集中しています。
Reference: