アイフルが自殺した借り手に掛けていた生命保険 消費者信用団体生命保険

消費者金融のアイフルが借り手に対して、アイフルを受取人とする生命保険をかけている話。

 兵庫県明石市の女性(当時66)はアイフルなどからの借金を抱え、04年8月に自殺。同社を受取人とする生命保険に加入していた。業務停止命令について、長女(45)は「やはり、というのが正直な思い。母にも、よほどきつい取り立てをしたのでしょうか」と憤る。

 母親の死後、自宅から借金返済を求める同社からのはがきが5通見つかった。命を担保にした業者側の取り立てが、気の小さかった母親を追い込んだのではないか。そう感じている。

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この引用部分だけ読むと、この生命保険は極悪非道な行為に写ってしまうけど、消費者信用団体生命保険という業界的には一般的なものらしい。

 消費者信用団体生命保険は、顧客が死亡した場合、消費者金融が残債を保険会社から受け取る制度。複数の保険会社が合同して消費者金融と契約し、顧客は被保険者として融資時に加入する。保険料は消費者金融側が負担する。

 銀行の住宅ローンなどでも顧客が同種の保険に加入するが、全国銀行協会などによると、銀行側が加入を口頭で説明し、ローン契約と別の書面を用意するなど、同意を確認できる仕組みという。

 一方、消費者金融大手では無人契約機の利用が多いうえ、金銭貸借の契約書と保険加入の同意書が同じ書面となる。アイフルなどは「顧客が同意書に署名し、オペレーターにも質問できるので同意は得ている」と説明している。

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この制度は借りて側に立った制度でもある(借金抱えている顧客に対して、自殺を要請したのであれば話は別だが)。この手の制度がなければ消費者金融は簡単に貸し出し出来なくなる。審査ももっと厳しくなるんじゃないかな?寿命が短そうな人には貸せなくもなるだろうし。

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