職員会議の議決禁止は民主主義に沿っている

東京都教育委員会は”職員会議での議決禁止”を都立学校に通知した。
asahi.com: 職員会議での採決禁止 「校長の決定権拘束」 都教委通知 – 教育

例によって、民主主義がどうのこうのといった反対意見が出ている。

 元高校教師の「夜回り先生」、水谷修さん(49)は「民主主義を学ぶ場で、民主主義を捨ててどうする」と憤る。「職員会議で反対しても、校長が決めたことには従ってきた。でも教師全員が意見を表明して議論を尽くすことこそ大切」と振り返る。
asahi.com:「民主主義を学ぶ場で…」識者懸念 職員会議の採決禁止 – 社会

職員会議で校長に反対する先生達は民主主義的な手続きを経ているわけではない。対して校長は民主主義のトレーサビリティがある。

校長は教育委員会から任命されている。

教育委員会の構成員である教育委員は知事の任命と議会の承認を経ている。

知事と議会(の構成員である議員)は都民が選挙で選んでいる。

民主主義の裏づけが何もない先生の反対意見よりも、校長のトップダウン形式の方が民主主義に沿っている。学校内という閉じられた空間だけ考えれば、職員会議での議決は民主主義と言えるのだけどね。

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