2006-8-13放送の『日高義樹ワシントン・リポートTV初公開B-2爆撃機と新鋭空母グアム演習』を見た。アメリカは兵器の近代化を進める中国に対抗してグアム島の軍備を進めている。中国を仮想敵とした軍事演習バリアントシールド2006の模様を伝えながら、対中国の太平洋における軍事戦略を解説していた。
まとめます。
- バリアントシールド2006
- バリアントシールド2006は中国に対してのデモンストレーションである。中国と戦争をする当訓練に中国軍関係者を招待している。
- 参加した海軍力、空軍力
- 原子力空母2隻
- 通常型空母1隻
- 潜水艦10隻
- 海上艦艇20隻
- 航空機(艦載機含む)1000機
- グアム島、太平洋の軍備
- 今後30年かけてグアム島の軍備を増強する。
- グアム島を中心として中国の太平洋進出を防ぐ。
- グアム島の地理
- 台湾海峡、朝鮮半島、中国まで3000~4000キロの距離にあり、有事の際には展開がし易い。
- アメリカ西海岸からは空路で2~3時間、海路で2~3日。
- 中国が保有する短中距離ミサイルの射程外にある。
- グアム島はアメリカ領なので、他国の基地を使用する際の交渉の手間が無い。
- グアム島に航続距離10000kmのB-2ステルス戦略爆撃機を4機配備している。
- 太平洋に展開する潜水艦は全て原子力潜水艦になる。
- 保有する攻撃型原潜40隻、ミサイル原潜18隻のうち60%にあたる34隻を太平洋に展開する
- その他
- 中国は5000機の軍用機を保有するがアメリカの攻撃機や電子機器には敵わない。
- 1999年のコソボ紛争時のアメリカによる中国大使館への誤爆は、セルビア軍を支援していた地下にある戦闘指揮所を狙った爆撃だった。作戦はB-2戦略爆撃機によるバンカーバスターでの爆撃だった。