昨年末にスクエアエニックスが、非公式ガイドブックの出版禁止を求める仮処分を申請した。理由は商標権の侵害と、
公式ガイドブックとの混同。
報道を見る限りでは、商標権の侵害も公式ガイドブックとの混同も起きないと考える。根拠としては以下の2つを参照のこと。
この問題を知って思い出したのが、キャラクターで稼いでいるディズニーの手法。こんな状態ではフェアユースだろうとも萎縮してしまう。
想定できるのは以下のような状況だ。
ミッキー:このインタビューだよ。ディズニー社が著作権を所有するキャラクター、ミッキーマウスの無断使用だ。
Q: これはパロディだよ、ミッキー。フェアユースの原則で認められてるんだ。
ミッキー:エア・パイレーツ・ファニーズと同じようにな。やつらはそれでも作者を法廷に引きずり出した。
しかもそれから事態は悪化する一方だ。最近じゃデジタル技術のおかげでものを作ったり配ったりするのがえらく簡単になってきてるから、
デカいエンタテインメント企業は泡を食って削除・中止要求の手紙を送りまくってる。明らかにフェアユースにあたる場合でも関係ない――
裁判にかかる費用だけでも震え上がらせるには十分だからな。Q: えー、皆さん。じつは彼はミッキーマウスじゃありません。名前は確か――ええとブルースだったと思います。
ミッキー:やつらは脅迫してくることもあれば、そのまま見逃すこともある。やつらがどう出るかは知りようがない。
だがそんなことでひるむな!市民的不服従ってやつには勇気が要るんだ。
訴訟リスクを振りかざすのはかまわない。見せしめとして、相手を社会的に封じても構わない。ただし、
こじつけの理由で訴えるのは止めて欲しい。これは公共サービスの乱用だ。
昔スクエア・エニックスにお世話になった私としても悲しく思う。
私の考えが間違っていることを願いつつ。
この問題に興味のある方はこのエントリーがお勧め。
log.ittousai.org:
<free culture>日本語版
#2005-01-16:
FPNに投稿。
#2005-01-23:
FPNにした同じエントリーにリンクを張られていたので、こちらからトラックバックした。リンクを張ってきたのは、クリエイティブコモンズ・
クリエイティブコンテンツを扱うWeblog iSession Creative。
専門Welogだけあって、要点をついている。「ドラクエ」
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