クリエイティブ・コモンズ デジタル時代の知的財産権
クリエイティブ・コモンズ・ジャパン編/ローレンス・レッシグ/林紘一郎/椙山敬士/若槻絵美/上村圭介/土屋大洋 著
知的財産権の保護とその共有には概念上、決定的な矛盾があります。デジタル化の進行により、
コンテンツの完全なコピーが容易な現在、著作物保護を強化する動きが各国で盛んです。しかし同時に情報の共有が生み出す利益
(たとえばオープンソースなど)を制限しかねない過剰な保護は、新たなイノベーションを阻害する要因にもなりえます。情報化時代における知的財産権戦略はどのようにあるべきなのか? 国家、企業、クリエイターなど様々な立場から、
ネット上でも多くの議論が戦わされているこのテーマ。その一つの回答が、レッシグが提唱するCC(クリエイティブ・コモンズ)なのです。日本におけるCCの有用性や「知のコモンズ」を成り立たせる情報共有の方法など、
最新の議論のなかに浮かび上がるそれぞれの主張を概観します。(目次)
序 章:デジタル時代の創造性をめぐる挑戦(土屋)
第1章:自由な文化に向けて ―クリエイティブ・コモンズ概説(レッシグ)
第2章:クリエイティブ・コモンズとは何か?(上村)
第3章:CCJPとCCの違い(若槻)
第4章:コモンズのための著作権法の基礎理論(椙山)
第5章:デジタル創作物と電子的権利制御(林)
付 録:クリエイティブ・コモンズ日本法準拠版ライセンス・リリース
そういえば
Free Culture読み終わってないなぁ。