酸素水ってトンデモ?

酸素水 OXYGIZER (オキシジャイザー) の詳細 : NDO::Weblogより酸素水という製品を知った。酸素水とは多くの酸素が溶け込んだ水のこと。呼吸器系から取り込むよりも、飲むことで効率的に酸素が取り込める(そうだ)。あるある大事典でも取り上げたらしい。
トンデモな匂いがプンプンするので、ちょっと調べてみた。以下では酸素水OXYGIZERを例に怪しい点を突いてみる。

鉱泉水なのになぜ多量の酸素を含んでいるのか?
地中に存在する鉱泉水がどうやって酸素を取り込むのだろうか?酸素は植物が光合成を行って作る。日光の届かない地中に酸素があるとでも言うのだろうか?鉱泉水に酸素が溶け込むメカニズムが想像できない。
これについては興味がある。自然の神秘って意味でね。

消化器系から酸素が吸収されるのか?
哺乳類は肺を初めとする呼吸器系から酸素を取り込む。このメカニズムとは違い、酸素水を飲むと消化器系から酸素を取り込む。水に溶け込んだ状態で酸素を取り込むらしい。
水に溶け込んだ状態で酸素が吸収されるというのも疑わしいが、酸素が血管に到達した後どうやって移動するのか?
血管中の酸素は気体や液体に溶け込んだ状態で移動するのではなく、赤血球のヘモグロビンと結びついた状態で移動する。血管中に水に溶け込んだ酸素が到達したとたんに、ヘモグロビンと結びつくとでもいうのだろうか?
OXYGIZER一瓶に含まれる酸素は75mgなので、体積換算すると50mLとなる。これだけの気体が血管内に入ると空気注射と同様の弊害がでないのだろうか?
以上について疑問だらけなわけだが、ドイツでウサギを使った実験が行われたらしい。どんな内容か興味がある。
高ミネラルのミネラルウォーターに酸素を加えた理由 [ 酸素入りミネラルウォーター酸素水OXYGEN O2 ]

酸素水中の酸素で、どのくらいの時間人体が維持できるか?
OXYGIZERは1000mL中に150mgの酸素が溶け込んでいるとされる。一瓶では500mLなので酸素量は75mgとなる。ここでは酸素水中の酸素を100%吸収できると仮定して計算を進める。
人間が1日に必要な酸素量は836gなので、75mgでは、
75mg*(24h/836g)=7.8s.
たったの7.8秒ですよ。一瓶飲みきるよりも短い時間分しか酸素が含まれていないんですよ。これだったら深呼吸の方が効率的だ。

酸素水は酸素を取り込むことを目的としたら、あまり効果的ではないね。飲むよりもフツーに呼吸しているほうがよさそうだし。
プラシーボ効果はあるかもしれないね。

# 1日に必要な酸素量についてはGoogleでテキトー調べただけなので、間違っているかもしれない。仮に2倍ぐらい間違っていても、酸素水中の酸素量が実用にならないほど少ないことには変わらないが。

トンデモに興味をもつ

最近トンデモに興味を持つようになってきた。きっかけはは3つあり

こんなことに情熱を傾けているなんて、なんだか面白くて。でもマイナスイオンに踊らされている人達は不幸だなぁと。

トンデモな研究をしている人達って、真面目に研究しているのだろうか?真面目に研究していれば、これがトンデモだと気づくだろうに。
詐欺目的の確信犯であるのであれば、まだわかるのだが。マイナスイオン業者などは確信犯か。

次は『カルト資本主義』を読んでみる。

宇宙人や幽霊をビジネスとしている人達は、その存在を信じているのか?

宇宙人や幽霊をビジネスにしている人達は、その存在を信じているのだろうか?専門家として取り組んでいる人達の本心はどうなのだろう。
例えば

  • お坊さん: 亡くなった人を”供養”と称して”お経”を唱える。
  • UFO研究家(と言ってよいのか): たま出版の人(テレビタックルに出てくる)や矢追純一氏など。彼らがネタとしてやっているのであれば、つじつまが合うのだが。

お坊さんに「幽霊の存在を信じますか?」「死後の世界を信じますか?」「(お経など)本気で効果があると思ってるんですか?」といった質問をしてみたいが、それはパンドラの箱を開けるようなものなのだろうか?

近々、祖父がお坊さんにお世話になりそうなので、ふとこんなことを考えてみました。

#2005-02-06:
仏教各宗派に「霊はいるのか?」とアンケートをとった方がいるらしい。

仏教各宗派に「霊はあるか」のアンケートを行った結果は興味深い。結果は割れた。大半の宗派は霊の存在を完全否定し、祟りや霊障もないとしている。霊がないから本当は墓参り、お盆など必要ないのである。だが、布教の方便として霊を認める団体がかなりある。難解な仏教哲学は一般人に説いてもわかりにくいから、霊を方便として教義を説明することはかまわないというスタンスである。
Passion For The Future: 霊はあるか―科学の視点から

やっぱりお坊さんも幽霊を信じていなかったのね。

宇宙人グレイは、進化論からしてありえない

大晦日は宇宙人解剖ビデオ― 最強オカルト軍団総決起!を見ていた。グレイと呼ばれる宇宙人の解剖ビデオを検証していた。
私は宇宙人の存在をもともと信じていないのだが、特にグレイタイプが信じられない(*1)。
グレイって地球上の生物の特徴を複数持っている。例えば、

  • 顔があり、しかも、
    • 目が2つ
    • 鼻の穴が2つ
    • 口が1つ
  • 手が2本
  • 足が2本

地球外生命体にしては、地球上の動物と共通点が多すぎる。グレイの存在を信じている人たちは、進化論を知らないのだろうか?まったく別々の環境で進化を遂げているはずなのに、これほどソックリなのはありえない。
宇宙人が地球と同じ進化のメカニズムが当てはめられるかどうかも判らないことを考えるとなおさらありえない。

グレイをデザインした人たち自身も、ここまで広まるとは考えていなかったんじゃないかな?

ちなみに宇宙人を信じていない私ですが、Xファイルは好きです。

*1 厳密には、現在の地球にはいないと言う意味

関連リンク

小さな世界: OFF会とメーリングリストとWeblogでリンクするネットワーク

世界って小さい。

2年前に『新ネットワーク思考』を読んでから、ネットワーク理論に興味を持っていた。そして、最近出版された
ネットワーク
理論の解説書『スモールワールド・ネットワーク』を昨日買った。たまたま2冊目の本を買ったその日に、6次の隔た
り(
Six Degrees of Separation )的な出来事に気がついた。
なお、本エントリーを書いている時点では『スモールワールド・ネットワーク』を買っただけであって、まだ読んでいない。よって、私のネットワーク理論の知
識は
2年前に読んだ新ネットワーク思考の記憶に依っている。

私が入っているメーリングリスト:FRI2000
小嶋さんという方が参加された。小嶋さんのWeblogを見ていたところ、さきっちょという方に言及してい
る。さきっちょさんは、私の知り合いであるエテキチさんがよくWeblogでネタにしている人物だ。

小嶋さんは小嶋さんのWeblog内で、さきっちょという方のWeblogにTrackbackし、さきっちょさんからもコメントを返されている。
Weblog上でお互いを認識している。いわばWeblog繋がりといえる。
さきっちょさんは以前、エテキチさんからTrackbackされ、コメントも返している。小嶋さん –
さきっちょさんと同様に、Weblog上でお互いを認識している。これもWeblog繋がりだ。
エテキチさんと私とは、メーリングリスト:
ログblogを楽しむML
のオフ会で知り合い、その後Greeでも繋がっている。
もともと小嶋さんとは、エテキチさん・さきっちょさんを介してリンクしていたことになる。あかの他人であることには違いないが、世界中の他人達に比べれ
ば、近い存在ではある。ここで私と小嶋さんは3次の隔たりにあるという(エテキチさんとは直接の知り合いなので、1次の隔たり。さきっちょさんとは2次の
隔たり)。

私と3次の隔たりでリンクしていた小嶋さんがFRI2000に参加されたことにより、さらに私に近い他人になったと思う。同じコミュニティに属していると
いうだけでは知り合いとはいえないが、FRI2000参加者の誰かを介してリンクしている(2次の隔たり)のではないだろうか?そうでなかったとしても、
メーリングリストを介して意見をやり取りしていくうちにすぐにリンクするのではないかな?

Network Image

時が過ぎるにつれて私そして、周囲の人たちのリンクが次から次へと増えていき、小さな世界に近づいているようだ。ある直接の知り合いが別ルートで繋がって
いたり、偶然同じコミュニティに属していたり。
例えばこのFRI2000には、学生時代のイベントKING参加者・関係者が私も含めて複数人いる。さらに、3年前に夢中になった女性もいる(想いを伝え
て玉砕したのだが)。ひょっとして私と同じ会社の誰かもいるかもしれない。

今日のところは時間が無いのでこの辺でやめておく。この問題は『スモールワールド・ネットワーク』を読み進めながらもう一度考えることにする。

参考:
エテキチさん – さきっちょさんのリンクした瞬間

さきっちょさん – 小嶋さんがリンクした瞬間

関連しそうな外部リンク

#小嶋さんを始め、エテキチさん、さきっちょさんはこんなTrackback送られてどう思うんだろう。もし見ていたらコメント下さい。

#2004-12-12T22: 関連しそうな外部リンクを追加